ヘリコプターマネーはデメリットばかりなのか?

 

ヘリコプターマネーがにわかに騒がれてきていますね。

 

この記事ではヘリコプターマネーのメリット・デメリットについてまとめていきます。

 

ヘリコプターマネーは日本経済回復の特効薬?

 

そもそもヘリコプターマネーとは何でしょうか?

 

ヘリコプターマネーとは、ヘリコプターからお金をばらまくかのごとく、中央銀行が市中の資金量を極端に増やすことで、デフレが克服できるとする経済学理論から来ている言葉です。

 

文字通り、ヘリコプターから札束をバラまくイメージから、刺激的なイメージが先行しますが、前FRB議長のベン・バーナンキさんが実際にヘリコプターマネーを活用してリーマン・ショックを乗り切ったことが知られています。

 

そんなヘリコプターマネーを実践活用して、「ヘリコプター・ベン」の異名をとったベン・バーナンキ氏が2016年7月11日に来日されています。

 

その際、黒田日銀総裁と1時間半にもわたり金融政策について話し合ったことから、

 

「黒田日銀総裁が、ヘリコプターマネーについてアドバイスを受けたのでは?」

 

という思惑が走っているのです。

 

言うまでもなく、日銀の金融政策は手詰まり感が漂っています。インフレ率2%を宣言してはじまったアベノミクスも、再びデフレの波に覆い尽くされようとしています。

 

そんなデフレへの逆戻りを避けるために、黒田日銀総裁がヘリコプターマネーを真剣に検討しているとしても特に違和感はないわけです。

 

ヘリコプターマネーが、日本経済をデフレから脱却させて、再び力強い成長軌道に載せることが期待されており、黒田・バーナンキ会談の後には日経平均株価が急回復を見せています。

 

その一方、日銀によるヘリコプターマネー政策にはデメリットはあるのでしょうか?

 

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ヘリコプターマネーのデメリット 想定外の金融パニック!

 

 

ヘリコプターマネーは、日銀が政府が発行する建設国債を一括引受する形で実施されることが想定されています。

 

そうなると当然のデメリットとして、日本国債が暴落して日本が歯止めの効かないハイパーインフレに襲われるというシナリオが考えられます。

 

ただし、このデメリットが本当に現実のものとなるのかは怪しい面があります。

 

すでに日銀は超金融緩和政策を継続しており、今年2月にはマイナス金利まで導入しています。国債を買いまくって低金利への誘導をしているわけで、金融緩和後の日本国債は暴落するどころか異常なペースでの値上がりを続けているのです。

 

また、ヘリコプターマネーのデメリットとして挙げられる円の暴落(円安)についても、本当に円が暴落するかどうかは微妙な状況です。

 

というのも、イギリスのEU離脱騒動の際にも明らかになったように、円はなにかショックが起きると安全通貨として買われて円高に振れていきます。

 

一方的に円が売られ続けるということが、果たしてありうるのかどうか定かではないという点で、ヘリコプターマネーのデメリットとして説得力が薄いのが現状なのです。

 

 

ヘリコプターマネーのメリットはデメリットを上回れるか?

 

 

ヘリコプターマネーにより政府が大規模な建設国債を発行し、景気浮揚政策を推し進めることができるならば、メリットがデメリットを上回る結果になることも十分考えられるのではないでしょうか。

 

やってみなければわからない、という点で不安がないわけではないのですが、消費税の追加増税を実現するために黒田日銀総裁がなりふり構わず政策を打ち出してくる可能性は否定できません。

 

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